Ryzenって何ですか?
ミニPCを調べて初めて聞く言葉が多くありました。
気になる用語について、一緒に調べて行きましょう。
今回の気になる用語は「Ryzen」です。
1.Ryzenってなんですか?
まず読み方は、Ryzen(ライゼン)ですね。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が開発したZenアーキテクチャを採用するAMD64マイクロプロセッサのシリーズに用いられるブランド名です。
まあ、要するにAMDが開発したすごいCPUってことですね。
CPUと言えばインテルのCore i シリーズが有名ですが、Ryzenシリーズでは内部設計を一新したZenアーキテクチャを採用することで、性能やコストパフォーマンスで高い評価を受けており、シェアを拡大しています。
2.AMDのRyzenとインテルのCoreの違いは?
いくつかサイトを見て回ったところ、一番簡単に説明していたのが以下です。
- マルチコア性能と消費電力に優れているのがRyzen
- シングルコア性能が高く、単一のアプリを高速に処理できるのがCore i
ざっくり言うと上記の感じですが、世代やデスクトップ用、ノートPC用など種類が分かれており、種類ごとで性能も特徴も変わるようです。CPUは奥が深いです。
PC購入時に悩む場合はCPU性能比較をしているサイトがいくつも見かけたので参考とした方が良さそうです。こういう情報はありがたいですね。
3.Ryzenのメリットは?
まず1点目は、コストパフォーマンスに優れているところです。他社製の同クラスのCPUと比較しても、安価なケースが多く、結果的にPC価格を抑えることができます。
2点目は、マルチコア性能が高く、並行作業を得意としているところですね。ただし、ゲーミング用途の場合は、性能的にCore iの方が優位のようです。
3点目は、消費電力を抑えているところ。そこまで性能を必要としてない作業は、消費電力を抑えられるのはエコですね。そして恐らくこの影響もあってか、PC自体が静かな気がします。(消費電力を抑えているので熱量も抑えられれて、ファンをフル回転して冷やす必要もないのかなと思います)
4点目は、APUってところですかね。PC処理はCPU(Central Processing Unit:中央演算装置)の他に、3Dグラフィックス等、画像描画の計算処理を行うGPU(Graphics Processing Unit)があり、これがCPUをサポートすることで、性能を出すそうなのですが、Ryzenの場合、CPUとGPUが合わさったAPU(Accelerated Processing Unit)であるそうです。
APUのメリットは以下となります。
- 処理の高速化
・通常はそれぞれ別な装置でデータのやり取りが発生しますが、同一装置のため装置間のやり取りロスが少ない。僅かな距離が性能には影響が大きいのでしょうね。 - 省スペース化と軽量化
・1つのパーツのため、PCをより薄く、軽くできる。ミニPCのためにあるようなものですね。すばらしい。
4.まとめ
CPU業界は切磋琢磨。よりよい性能やパフォーマンスが求められる中で、AMDとインテルを筆頭に改良を重ねて、よいCPUを開発しているという状況です。
そんな中、Ryzenはコストパフォーマンスに優れシェアを拡大しているCPUブランドってことで認識すれば良いのかなと思います。